アドバンスコース開催報告2

今回のアドバンスコース開催は、北海道の同業者、ライズの沖田さん主催のセミナーの企画から始まりました。Karlさんも現役引退をお考えになっているとの噂もあり、講師としての来日は最後になる?これは大変!という事で那須でも開催して、より多くの削蹄師にそのノウハウを伝授して頂きたい。山梨のCOWHAPPY林タカヒトさんにご協力頂き、開催にこぎつけました。

そこで、那須塩原市と言えば大酪農地帯!最終日に近隣酪農家、関係者の方々にも講義を開放してこの貴重な機会を共有したいと思いました。酪農家さん、栃木県、福島県の組合職員さん、餌屋さん、獣医さん、総勢100人の講演会となりました。

最初はカナダからお招きした Dairy Compass 久富聡子様にカナダの雄大な飼料生産現場、品質の良さ等々ご紹介いただきました。

2番手として、
ZINPROの高尾佳伸さんに微量ミネラルの大切さとその意味を掘り下げてご講演いただきました。
最後はもちろんKarlさんに締めていただきました。
セミナー終了後には世界をまたにかける美女に集まっていただき記念撮影

左から、DairyCompass久富聡子さん、G`dayHOOF CARE佐藤麻耶さんSAVE COWS MelanieさんCOWHAPPY 林こずえさん、皆様方お世話になりました。

弊社はこの様な大きな主催は初めてのチャレンジでした。行き届かない事も多くあったと思います。そんな中、アドバンスコースに関わっていただいた すべての方に感謝申し上げます。

弊社は、この様な機会をこれからもお届けできるように頑張って参ります。

さて次は、

第24回護蹄研究会

令和6年8月31日(土)13時~17時

9月1日(日)9時~12時  開催されます

第一日目、弊社の杉原大資が ”6月開催のKarl Burgiの削蹄講習について” という題で発表する予定になっています。これについても後日改めてお知らせします。

その他、

G`dayHOOF CARE主催のテクニカルコース、削蹄基礎教室を弊社もお手伝いする予定になっています。詳細はまた後日お知らせいたします。

よろしくお願いいたします。

アドバンスコース開催報告1

今回は、2024年6月3日~6日弊社主催で開催されましたアドバンスコースについてお知らせします。

ホームページ上でもご案内申し上げましたように、アメリカよりSAVE COWS  Karl Bargi 氏、山梨県より COWHAPPY 林タカヒト氏、兵庫県より濱田将臣獣医師を講師に、ZINPROの高尾佳伸氏、カナダ国よりデイリーコンパスの久富聡子氏を通訳兼講師としてお招きしました。

会場には、有限会社小林農産の全面的なご協力、ご協賛を頂き、高林牧場をお借りしました。初日は、参加者の皆様の自己紹介に始まり、小林農産 契約コンサルタント濱田将臣先生の農場紹介、続いて、Karlさんより現代的な機能的削蹄の講義が在りました。昼食を挟んで最初の実習に!先ずは死蹄を使って基礎練習

そして、気温が上がる時間帯は室内で講義を行いました。

最初の夜は懇親会で参加者、講師、スタッフ関係者で親睦を深めました。                                         

2日目からは午前中実習!

午後は座学を行いなした。座学はZINPRO高尾佳伸さんの職人的適確な通訳のお陰様で分りやすい講義となりました。Karlさんへの質問もスムーズに行なわれました。

Karlさんがいるところに人が集まります!油圧枠7台用意したのですが・・・・

和やかな、でも、真剣に講義が進みました。

3日間、半日づつの濃密な講義頭がパンパンです!

座学会場の榊原会館さんのお弁当が美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいました! 眠い人もいたのかな?

つづく、

2023護蹄研究会in酪農学園大学

お久しぶりです!

北海道の酪農学園大学で行われた護蹄研究会に参加してきました!

初日は日装式の皆様と私たちの行なっている機能的削蹄の削蹄手技実習に参加しました。かつて護蹄研究会は実技も行われた事も有りました。護蹄研究会再開されてからは初の実技となりました。

始まってみれば、お互いの疑問点を前向きに話し合う空気に満ちていました。かつての職人さんは かたくなで批判的な交流会になりがちでしたが、時代は常に進化してますね!企画運営の皆様、お互いの理解を深める機会を作っていただき、とても興味深い内容で、貴重な時間になりました。ありがとうございました。

2日目は発表

当社からも、ポスター発表として「ストレスの少ないからこその効率的な誘導柵の設置方法」

これは牛のストレスを最小限にするための重要な考え方です。今までは人間の都合重視で牛達に過度なストレスを与えて作業していました。それを「仕方ない」という発想で恒例化していた業界です。私達はそんな悪習を打破し、アニマルウェルフェアを重視し、牛の行動学を最大限に活用しています。牛が快適に暮らしているからこそ成り立つ仕事と考えます。その一つの例です。是非ともチェックしてください。

当社の代表、齋藤は話題提供として「削蹄記録の利用について」を発表させて頂きました。

手技、スタイルは違えど、牛の事を考え、目指しているものは一緒だと思います。新しい事に挑戦し新しい、技術を生み出すには必ず検証が必要です。その為には記録を残す事は必須条件!日本はこの点において世界から後れを取っている事極まりない!「今迄上手くいっていたのに、わざわざ何故そんなことをしなければならないのか?他にやる事あるだろう!」悲しい事に、会場にはそんな空気が・・・残念! これは、この業界に責任があると思っています。批判的な若者を見ると、ただただ知らないのだろうという事を感じます。牛の為に力をつくしたい気持ちは伝わってきます。だからこそ残念で、悔しくなります。勿論、同志は多くいます。獣医さん、研究者の方々、同業者の仲間達、でも、まだまだ少数派です。

これからも、お互い理解を深めて高め合ってそれが牛のためになるよう頑張りましょう!。

開催関係者の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした!

次回の開催地などはどうなるかまだ分かりませんが、楽しみにしています。

最終日、小樽まで移動して、観光、余市蒸留所の見学をしてきました。

北海道満喫できました!

それではまた!

護蹄研究会2022

こんにちは!

先日東京の日本獣医生命科学大学で行われた護蹄研究会に参加して来ました!

今回スライドの撮影は禁止との事でしたので、資料の写真などが無いのですが、様々な発表があってとても興味深い内容が多かったです。

チーム那須からも代表の斎藤さんがコロナ禍で延期されていたアメリカ、ブルーミントンで開催された国際蹄病学会についての報告を発表致しました!

久しぶりの開催という事もありまして、色々な意見交換、ディスカッションが出来て面白かったです。

発表して下さった先生方お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

皆さん、目指す所は一緒で新しい発想やアイデアに溢れていてとても興味深い会になったと思います。

難しい話は全て理解できたわけでは有りませんが、何と言ってもこの様な機会に触れる事で、毎日の現場では”あれはこうゆう事⁈”これはこうしたら!”あれはこんな風に出来るよね‼”と盛り上がってます。

コロナ禍の影響で機会を失っていた事の重大性を感じちゃいます!

明るい話題の少ないご時世ですが、より良い蹄を目指して少しでも牛のため、酪農家さんのため力になれるよういけるよう努力していこうと思います!

国際蹄病学会in Minneapolis

ご無沙汰しております。

報告が遅くなりましたが、国際蹄病学会に参加してきました。

会場はアメリカ、ミネアポリスです!

学会やワークショップ

色々な技術や知識を学んできました!

学会でのディナーパーティ

縁あって我々の削蹄枠を作製しているカール・バーギィ氏の現場や工場を見させていただきました。

林さん、カールさんありがとうございました!

中々できない貴重な経験が出来ました。

ここで見た最先端の技術、知識を自分たちの現場に色々と落とし込めるように考え、工夫して作業しております!!

削蹄枠デモ

こんにちは!

先日、大友削蹄研究所の皆さんが来られて、我々チーム那須とは別の削蹄枠のデモを行なってくれました!

ANKAというスペインのメーカーの削蹄枠です‼
右端の青いタンクはアキュムレーターと言われる圧を貯めておく物です。
なので、すべての動きが速いです。作業効率が上るだけでは無く、
保定される牛も抵抗する間もなく安全に保定されます。
オールステン構造で錆びない!

計枠4台のセッティングで削蹄を行いました\(^-^)/

大友さんにもいっぱい手伝っていただきました。
ありがとうございました!

200Vの充電式移動ツール!
これでは2t位の物が、充分に引っ張れます。

技術のディスカッションなども行えて充実した時間に

なりました!

大友さん、削蹄所の皆さんお世話になりました!

削蹄枠も改良、進化を続けています、あわせて我々も進化していかなくてはいけませんね!

新入社員

こんにちは!

新年度が始まりまして、当社でも新人さんが入社致しました👏

先日の歓迎会の様子デス!

新卒のおふたりなので、初々しいです!(^.^)

左の手前の男子は

廣田健人(ヒロタケント)君、

須賀川市出身、矢吹の農業大学校 畜産経営学科卒業生

趣味はバイクツーリング 愛車は HONDA VTR250

大人しく、真面目そうな子ですが、実はアグレッシブな一面もあるかも⁈

廣田君の奥に写っているのは、

佐藤麗心(サトウ ウルミ)さん

那須拓陽高校普通科卒、彼女は拓陽牛部初の普通科所属でした。

社員の杉原大資の姪になります。

おじさんの影響もかなり有り!大の牛好き高校生でした。

普通科でありながら北海道酪農実習の経験もあります。

今後、皆様の牧場におめみえいたします。

我々同様、2人の新人にもご指導をよろしくお願いいたします。

おかげさまで、チーム那須も総勢9名のチームになりました!

より良い仕事が提供できるようにチームワークを高めて頑張っていきます!

今後ともチーム那須をよろしくお願い致します🙇‍♂️

新年

あけましておめでとうございます。

大変な世の中ですが、今年もより良い技術、知識を取り入れて、提供していけるよう頑張ります。

昨年より飛躍できる一年にしていきたいと思っております。

個人的にも、怪我、事故の無いよう、楽しむことも忘れずに!技術の向上に努めていきたいです^_^

話は変わりますが、今年は丑年!

メディアでも牛の話題に触れることが多いです、牛が主役の一年ですね(^.^)

牛さんの幸せを求めて、我々の仕事も進化させていきましょう!

皆さま本年もよろしくお願い致しますm(__)m

私達が使っている削蹄電子カルテ、削レポですが、次のバージョンアップで便利な機能が増えます。より充実した統計データーを見やすくお届けできるようになりそうです。

次の機会にご紹介いたします。お楽しみに!

仕事納め

皆さまお疲れ様です。

我々チーム那須は、先日、27日で仕事納めでした。

色々ありましたが、コロナウィルスとの戦いの一年。

ある種、人間も共存していくために、変化を求められた一年でしたね。

削蹄教室も延期となりましたが、来年の開催を楽しみにしています!

なにはともあれ、無事に年内を終えることができ安心です。

来年度には新卒が2人加わる予定で、我々としても新体制です!

今できる仕事もしっかりこなしつつ、社員ともどもステップアップしていけるよう努力したいと思います!

これからもチーム那須をよろしくお願いします。

それでは、まだ仕事の方も多いと思われますが、皆さま良いお年をお過ごしくださいm(__)m

誘導柵

こんにちは。

早いもので今年も残すところあと1ヶ月となりましたね。

皆さま忙しいと思いますが、気持ち良く新年を迎えるためにも、踏ん張りどころですね^_^

さて、今回は誘導柵の追い込みのレイアウトについてです。

数年前にカール・バーギー削蹄師が紹介していたバドボックスですが、皆さまはどんな感じで取り入れておりますか?

チーム那須での一例です。

油圧枠2台でのセッティングです、まず4〜5頭待機できるサークルに追い込みます。(ちなみにこの農場では、削蹄場として乾乳牛舎の一部をお借りしています。)

その奥に2頭ほどが回れるバドボックス(いわゆる入ってきた所から出ようとする牛の習性を利用した誘導柵の事です。)を作っています。

「白い矢印」の方から入ってきて、牛を旋回させ、「黒い矢印」の方向へ追い込み、待機させています。

どうしたらより牛にストレス無く、削蹄というイベントを過ごさせるか、日々考えながら、進化させていきたいですね。

皆さまの削蹄所ではどんな工夫をされてますか??是非教えてください^_^